2017年度
大阪大学蛋白質研究所セミナーにて招待講演を行いました。大阪大学蛋白質研究所セミナー:カルコゲン・ヘテロ元素を含む生体分子の化学(2017年11月1日)にて、荒井堅太講師が招待講演を行いました。御来聴いただきまして誠に有難うございました。Title: 含セレン有機化合物によるタンパク質の酸化的フォールディング反応の制御
第5回内分泌代謝懇話会(信州大学 医学部)にて招待講演を行いました。信州大学医学部で開かれた第5回内分泌代謝懇話会(2017年10月11日)にて、荒井堅太講師が招待講演を行いました。普段とは異なるフィールドにて、大変刺激的で有用なご意見をたくさん頂きました。御来聴いただきまして誠に有難うございました。Title: インスリンとセレノインスリンの全合成と生物活性
Protein Society's 31st Annual Symposiumで若手招待講演を行いました。カナダ(モントリオール)で開かれたProtein Society's 31st Annual Symposium(2017年7月24日)にて、荒井堅太講師が若手招待講演を行いました。たくさんの御来聴、誠に有難うございました。Title: Organoselenium compounds: A new class of an oxidative folding reagent
「セレン原子が切り開く、インスリン化学合成と機能の向上を目指した新しい道筋」この度、academist journalにて、論文「Preparation of Selenoinsulin as a Long-Lasting Insulin Analogue」(Angew. Chem. Int. Ed., Volume 56, Issue 20, May 8, 2017, Pages 5522–5526)の解説記事を公開しております。詳細はこちらのWebsite(日本語サイト)をご覧ください。
セレノインスリンの合成と機能評価に関する研究成果が「医療NEWS」「東海大学ホームページ」にて紹介されました。詳細はこちら(医療NEWS、東海大学ホームページ)をご覧ください。プレスリリース記事はこちら(日経バイオテクONLINE、日経新聞電子版、日本の研究.com)からご覧いただけます。
東海大学(理・化)、東北大学(多元研)、大阪大学(蛋白研)の3グループの共同研究成果がAngew. Chem. Int. Ed.に掲載されました。荒井(東海大)、武居氏(阪大)、奥村氏(東北大)、渡部氏(東北大)の4名を筆頭著者とする論文「Preparation of Selenoinsulin as a Long-Lasting Insulin Analog」 がAngwe. Chem. Int. Edに受理されました。インスリンがもつジスルフィド(SS)結合の一つをジセレニド(SeSe)結合に置換した新しい"セレノインスリン"を化学合成することに成功し、その生物活性と立体構造を解明しました。このセレノインスリンは野生型インスリンと同等の生理活性をもつ一方で、インスリン分解酵素(IDE)に対し顕著な耐性を示すことから、体内で長時間効き目が持続する新規インスリン製剤としての応用が期待できます。---DOI: 10.1002/anie.201701654https://doi.org/10.1002/anie.201701654(2017年4月)